コレクション: Ivan Schlechter

デンマークを代表する革張りの職人（マイスター）です。

1918年にコペンハーゲンに生まれ、14歳に張り専門の職人の下で見習い工になりました。
若い頃からダニシュモダンの著名なデザイナーに見出され、仕事が増えます。

1940年代からデンマークの革張りにおいて最高峰の職人として評価され、Børge Mogensen（ボーエ・モーエンセン）やHans J.Wegner（ハンスJ.ウェグナー）、Finn Juhl（フィン・ユール）らが革の作品をデザインするにあたり欠かせない存在となりました。

1953年からはE. Kold Christensen/EKC（アイヴァン・コル・クリステンセン）とPoul Kjærholm（ポール・ケアホルム）とのコラボレーションによって、名作となるPK9とPK22のチェアや、PK80のデイベッド等が生まれます。

同時にコペンハーゲンで工房を開き、2017年に99歳で亡くなるまで、若手デザイナーとも積極的に新しいデザインに取り組んだり、過去の家具を修復するなど幅広く職人として活躍しました。