コレクション: E. Kold Christensen
| デンマークの家具メーカーです。略してEKCと表記されることがあります。 創立者のE. Kold Christensen(アイヴァン・コル・クリステンセン)はCarl Hansen & Søn(カール・ハンセン&サン)社のセールスマネージャーとしてキャリアをスタートしました。 1950年代初期に、当時まだ若いデザイナーだったPoul Kjærholm(ポール・ケアホルム)に可能性を見出し、1955年から1956年の間にコル・クリステンセン社を立ち上げ、ポール・ケアホルムと仕事を開始します。 メーカー、デザイナーとしてコル・クリステンセンの情報は少ないですが、ポール・ケアホルムのキャリアを築くのに大きな手助けをした存在です。 この二人のパートナーシップと友情はケアホルムが亡くなる1980年まで20年以上に渡りました。 コル・クリステンセンはケアホルムの美学を深く理解し、デザインにおいては完全にケアホルムに任せます。 二人がパートナーシップを結び初めて成功をおさめた作品はかの有名なバルセロナチェアーを連想させるPK22。その作品は一枚のスチールから設計されたものでデザイナーとメーカーとしてのキャリアをスタートさせる程の成功でした。 翌1957年にミラノのトリエンナーレでグランプリを受賞しています。 ポール・ケアホルムの作品は現在Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)社で復刻、販売されていますが、作品発表から1980年まではコル・クリステン社から販売され、この時期に生産された作品は特に高い人気を誇り、高価格で取引されています。 |