1926-1998 Verner Panton(ヴェルナー・パントン)は、デンマーク出身のインテリア及びプロダクトデザイナーです。 特に1960年代から70年代にかけ、デザイン界を牽引した重要人物の1人です。 1951年にデンマーク王立美術アカデミーで建築を学び卒業します。 在学中に照明デザイナーのPoul Henningsen(ポール・ヘニングセン)と出会い、その紹介により、1950年から1952年までArne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)のもとで働きました。 この時期には、後に名作として知られる「Ant Chair(1952年)」の開発にも関わっています。 独立後は、1960年代からスイスのバーゼル市に引っ越しVitra / Herman Millerと協業します。 ミニマルで木を基調とする従来の北欧デザインとは一線を画し、プラスチックなどの新素材を積極的に取り入れ、鮮やかな色彩や有機的で流動的なフォルムを用いた革新的なデザインを発表しました。 パントンは家具単体の造形にとどまらず、「空間全体をデザインする」という思想のもと、照明やテキスタイル、インテリア空間を含めたトータルデザインを重視しました。 世界初の一体成形プラスチック椅子とされる「Panton Chair(1967年)」は、その象徴的な作品であり、デザイン史において重要な存在です。 また「Flowerpot(1972年)」に代表される照明デザインは、シンプルでありながらも遊び心にあふれ、現在も世界中で高い人気を誇っています。 パントンは、実験的かつ未来的な表現によって北欧デザインの可能性を大きく広げたデザイナーとして、今なお高く評価されています。