コレクション: Herman Miller

前身となるアメリカのミシガン州にあるスターファニチャーカンパニー(Star Furniture Company)が、1923年に社名をハーマン・ミラー(Herman Miller)に変更しました。

1930年に世界中が大恐慌の衝撃を受けた頃、社長のD.J.デプリー(D.J. De Pree)はモダン系のデザイナー、ギルバート・ローディ(Gilbert Rohde)と出会い、それまで主力であった大型・高級ビクトリアン系の家具から、モダン家具の販売へ転換します。

1944年にローディが亡くなり、1945年にデプリーは建築家兼デザイナーのジョージ・ネルソン(George Nelson)の設計したストレージウォールについての雑誌記事を読み、新しいデザイン部長として採用しました。

1946年にチャールズとレイ・イームズ(Charles and Ray Eames)とのコラボレーションが始まります。ネルソンとイームズが主要デザイナーとして活躍し、カリフォルニア州の彫刻家のイサム・ノグチ(Isamu Noguchi)などの他のデザイナーも加えり、黄金期に入りました。

1940年代後半と1950年代にイームズラウンジチェア・オットマン(Eames Lounge Chair and Ottoman)や、ネルソンバブルペンダント (Nelson Balloon Pendants)、ノグチテーブル(the Noguchi Table)などたくさんの機能主義やモダン系の名作を発表。

今でも生産され人気の品です。

1960年代に開発したアクション・オフィス(Action Office)システムは、オフィスにプライベート空間を生み出し、オフィスの概念を大きく変えました。