SIZE | H73×W50×D55×SH41.5cm |
MATERIAL | オーク |
FINISHING | オイル |
MANUFACTURE | Bovirke |
【調達元】
Bruun Rasmussen auction 2106/884
Havnen,Denmark
【ブルーンキュレーターコメント】
Finn Juhl: Chair of patinated oak frame. Model BO-62. Manufactured by Bovirke.
Presented at the exhibition “Købestævnet” in Fredericia 1953.
The chair was awarded the gold medal at the 10th Triennale 1954.
Literature: The magazine “Furniture”, no. 8, 1953, p. 27, 30.
Literature: “Dansk Kunsthåndværk”, no. 10, October 1953.
Literature: Per H. Hansen & Klaus Petersen, “Moderne dansk møbeldesign”, p.118.
オークフレームのチェア モデルBO-62 Bovirke製
1953年にフレデリシアの見本市で発表された
1954年の第10回トリエンナーレで金メダルを受賞
掲載雑誌:1953年のFurniture no.8 p.27とp.30
掲載雑誌:1953年10月のDanskKunsthåndværk no.10
掲載雑誌:H.Hansen&Klaus Petersen著 Modernedanskmøbeldesign p.118
【ブルーンキュレーターコンディションコメント】
年月と使用による古艶 傷 汚れ 座面に少し緩み 左後ろ脚に接着跡
※撮影後にメンテナンス済み
※画像を拡大して傷などの状態をご確認ください
【KONDOスタイリストコメント】
Finn Juhl(フィンユール)がBovirke(ボビルケ)のために1953年にデザインを手掛けたチェア BO-62
コペンハーゲンの家具屋のオーナーであったPoul Lund(ポール ルンド)がFinn Juhl(フィンユール)に依頼し Niels Vodder(ニルス・ヴォッダー)と協働によって立ち上げられたブランドだと言われています
NVのクラフト感を残しつつ 海外への生産を視野にいれた造り(座面の成形合板など)になっています
これによりフィンユールの作品の販路とスタイルの幅が広がったことは間違いないでしょう
BO-62 はBovirke(ボビルケ)社のブランドアイコンでもあり 焼印としても使われていたことでも有名です
またNanna Ditzel(ナナ・ディッツェル)著書の DANSKE STOLE DANISH CHAIRS の表紙にも BO-62 が使われていました
こういった背景をみても当時革新的なデザインであったことが推察できます
参考文献: Nanna&Jorgen Ditzel著 DANSKE STOLE 表紙とp.15
【KONDOキュレーターコメント】
フィン・ユールがリラックスできるダイニングチェアをデザインしたのではないか?
肘掛けが背もたれの後ろにあるという発想は 今でも驚きのデザイン
フィン・ユールが足を組み肘を後ろに回して リラックスして座っている写真がある(チーフテンチェアに座っている)
それをダイニングチェアで実現させたようだ
ご購入の際にはオークションでの購入画面を添付します
後ろにある肘掛けが衝撃的 その他はなんら変哲のないデザインだが
肘を後ろに回すと 思った以上にフィットする
脚が垂直に立ち上がり そこに背もたれが斜めに装着されている
座面が浮かんでいるように見える
座面が僅かに前方にはみ出していて 座った時に体が斜めにリラックスできる
肘を後方の水平な所に置くことを想定している設計ではないか?
フィンユール リーディングチェア reading chair ボヴィルケ ボビルケ