レザーのお手入れをしよう
〜ヌメ革編(ソープフィニッシュ)〜

こんにちは、KONDOスタッフの藤崎です。

今回はレザーのお手入れについてご紹介します。

革のメンテンスの中でもよくご質問頂くのが「ヌメ革」のお手入れ方法です。

ヌメ革は革の仕上げの中でも素地に近い仕上げなので、何かをこぼしてしまった時は染みになりやすいです。

いざという時に知っておくととても便利なお手入れ方法です。


Ole Wanscherのエジプシャン・スツール

レザーにシミが

シミができてからかなり年数が経ったものです


今回はこのスツールのレザーのシミを「ソープフィニッシュ」という方法で落としていきたいと思います。

【用意するもの】



・洗面器

・乾いたタオル3枚~4枚

・スポンジ(洗面器内で泡立てる時のみ使用)

・無添加石鹸

・温度計

・カッター

【お手入れの手順】

①無添加石鹸をフレーク状にする

石鹸が溶けやすいようにカッターでフレーク状に細かく削ります。

②石鹸を完全に溶かす

石鹸のフレークが入った洗面器に30℃~40℃ぐらいのお湯をそそいだ後、手で泡立てながら完全に溶かします。

30℃~40℃ぐらい

石鹸のフレークにお湯を注ぐ

泡立てる

 

③さらに泡立てる

スポンジを使って細かい泡をつくります。

※スポンジは泡立てる時のみ使用します。

スポンジに石鹸液を含ませてクシュクシュと泡を作ります

 

④泡を革の表面へ

熱湯が20度ぐらに落ち着いてきたタイミングで、表面に浮いている泡のみをそっとお持ち上げて椅子の座面上で伸ばします。

伸ばす時に泡がつぶれないように注意してください。

泡のみを使います

泡を潰さないように伸ばす

 

⑤泡を撫でながら汚れを浮かす

泡をできるだけ潰さないように洗顔をするように小さな円を描きながら泡を転がしていきます。

じきに汚れを吸った泡は少しづつ潰れていきます。

※濡れた箇所と濡れていない箇所の濃淡の差がでないように早い段階で部分的にではなく全体的に泡を広げながら撫でます。

くるくると汚れを浮かしていく

 

⑥浮いてきた汚れを拭き取る

革の表面を泡を撫でることで、泡によって吸着した汚れが浮いてきます。

汚れを吸った泡は少しづつ濁り潰れていきますので、綺麗なタオルで拭き取ってください。

浮いてきた汚れが、革の中に再度浸透していかないように泡が汚れを吸ってきたタイミングでさっと拭き取ってください。

この作業はスピードが重要になります。

素早くタオルで拭き取りましょう

 

⑦自然乾燥で乾かしたら完成

しっかり泡を拭き取った後、1時間~2時間ほど様子をみてください。

直射日光からは避け、屋内で陰干ししてください。乾いたら完成です。

乾いた様子

シミが目立たなくなったのではないでしょうか!

 

今回はヌメ革のお手入れ方法でした。

ヌメ革は汚れや染みを放っておくと染みが残ってしまったり、表面のダメージがとても目立つ素材です。

そうならないためにもできればシーズン毎にお手入れしてあげたいものです。

きっと綺麗な状態で長持ちしてくれるでしょう。

 

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