William Watting(ウィリアム・ワッティング)は、1950~1960年代にかけて活躍したアメリカ人デザイナーです。 アメリカ出身でありながら、デンマークやオランダを拠点に活動し、北欧モダン家具デザインの分野で知られています。 北欧デザインの思想や美意識に深く影響を受け、多くの作品を手がけました。 ワッティングのデザインは、機能性と美しいフォルムを融合させている点が特徴です。 木材を基調に、真鍮やメラミンなどの異素材を巧みに組み合わせた構造は洗練されており、高い評価を得ています。 代表作には、交差する貫が特徴的なコーヒーテーブル、チーク材とオーク材のコンビネーションが美しいウォールシェルフ、カラーメラミンを仕様したミニマルな構造が際立つサイドボード、そして金属フレームを用いたネストテーブルなどがあります。 いずれも簡潔でありながら細部まで丁寧に設計された、ミッドセンチュリーモダンの美意識を体現する作品です。 また、デンマークやオランダの職人、メーカーと協働し、「Mikael Laursen」 や 「Fristho」などの工房・ブランドとともに制作を行いました。 これらの家具は当時からヨーロッパで高い人気を博し、現在ではヴィンテージ家具としてコレクターやデザイン愛好家からも高く評価されています。