コレクション: Vilhelm Lauritzen

1894年にデンマークのスラーエルセ(Slagelse)市に生まれ、1912年から王立芸術アカデミーで学びます。

1921年に卒業した後、ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクター(Vilhelm Lauritzen Arkitekter)という建築会社を設立します。

デールス・デパート(Daells Varehus)という当時大人気なデパートのビルの建て替えのために行われたコンペにおいて、モダンなデザインを提案し勝利。1924年に竣工しました。

1939年にコペンハーゲン・カストラップ空港のターミナルや、1945年に国営ラジオ放送局(Radiohuset/ラジオハウス)、1960年にアメリカ合衆国のワシントンD.C.にあるデンマーク領事館など他にもデンマークを代表する建築物を多く設計しました。

携わった建築物で使う全てのドアハンドルや照明、階段、椅子などの部品や家具も設計します。

ラジオハウスのために製作された照明「ラジオハウスペンダント(Radiohuspendel)」や、機能主義と独創性を表現した「音楽家の椅子(Musician’s Chair)」は後に名作として現在でも人気があります。

1934年から1945年にはフィン・ユール(Finn Juhl)を雇い入れます。独立した後も友人の関係が続きました。1960年のデンマーク領事館の家具はフィン・ユールがデザインしています。