SIZE | H80×W51×D60×SH46cm |
MATERIAL | オーク チーク レザー(ヌメ革) |
FINISHING | - |
MANUFACTURE | Søren Willadsen |
【調達元】
Denmark
【コンディションコメント】
年月と使用による古艶 傷 シミ
※画像を拡大して傷などの状態をご確認ください
【KONDOスタイリストコメント】
Finn Juhl(フィンユール)によって1954年にSoren Willadsen(ソーレン・ウィラッドセン)社の創立50周年記念モデルとしてデザインされた SW96
世界的には初期工房のNiels Vodder(ニールス・ヴォッダー)製の作品が評価されていますが ソーレン・ウィラッドセン製の作品は隠れた名作と呼ばれています
特にフィンユールの作品の中でも人気のある時代の作品であり その理由のひとつが 1954年〜1957年の期間にアメリカ・カナダの24の美術館を巡回した Design in Scandinavia 展の影響があります
この展覧会によってFinn Juhl(フィンユール)やWegner(ウェグナー)の作品は海外で絶大な人気を誇るきっかけとなりました
背もたれは良質なチーク材 フレームにオーク材が使用しており 後ろ脚には曲木の技術が施されています
1930年頃にトーネット社よりデンマークに伝わった技術で 蒸気による曲げ木を使ったこの技法は 軽量で優美な曲線を実現できることから 当時の北欧デザインに大きな影響を与えました
優美な美しいフレームと木工技術を駆使した成形合板の背もたれを備えた作品は ソーレン・ウィラッドセン社の職人技術とユールの感性を感じる作品です
【KONDOキュレーターコメント】
ニールス・ヴォッダーと双璧をなすソーレン・ウィラッドセンの作品
希少性においてはニールス・ヴォッダーを上回ると思われる
ニールス・ヴォッダーとは明らかに違うアプローチでフィン・ユールの制作意図と完璧に昇華しているようにも感じます
座面は張り替えられており 小麦色になるのを待つだけです 笑
背もたれを支えるフレームが2重3重に曲線を描き 独創性が極まっている
補助棒のデザインもオリジナリティーがあふれる
背もたれの接合部も独特
反って立ち上がる背もたれ