SIZE | H84×W65.5×D69+SH36cm(クッションなし)/44cm(クッションあり) |
MATERIAL | ブラジリアンローズウッド 籐 ナイジャーレザー |
FINISHING | - |
MANUFACTURE | P. Jeppesen |
【調達元】
Bruun Rasmussen Traditional auction 905/1003
København,Denmark
【ブルーンキュレーターコメント】
Ole Wanscher: “Colonial”.Brazilian rosewood armchair, seat with woven cane. Loose cushions in seat and back upholstered with patinated Niger leather. Model PJ 149. Designed 1959. These examples manufactured 1960s by P. Jeppesen.
コロニアル ブラジリアンローズウッドのアームチェア 座面は籐編み 座面と背もたれにはナイジャーレザーの柔らかいクッション付き モデルPJ149 1959年デザイン このモデルは1960年代にP.Jeppesenによって製造されました
【ブルーンキュレーターコンディションコメント】
Good recently professionally restored condition.Frames sanded and oiled.New cushions upholstered with repatinated Niger leather.
CITES-certificate valid for transport and re-sale within the European Union included.
専門的に最近復元された良好な状態 フレームはやすりがけされ オイル塗装済み
修復されたナイジャーレザー張りの新しいクッション
CITES-欧州連合内で有効な証明書が含まれています
※画像を拡大して傷などの状態をご確認ください
【KONDOスタイリストコメント】
1959年にOle Wanscher(オーレ・ヴァンシャー)によってデザインされた Model149(コロニアルチェア)
美しい佇まいのこちらの作品はP.Jeppesen(ピー・ジャプセン)社によって1960年代に製作された希少なブラジリアンローズウッドモデルです
ヴァンシャーは師であるKaare Klint(コーアクリント)の教えである リ・デザイン の手法を用い気品あふれる作品を数多く発表しています
デンマーク王立芸術アカデミーの教鞭を執る傍ら 世界の伝統家具の歴史や様式を研究しており18世紀のエジプト イギリス 中国などの美しい意匠が作風に取り入れられています
特にModel149(コロニアルチェア)はヴァンシャーらしい意匠が随所に感じられる代表作のひとつと言えます
また背・座のクッションにはヴァンシャーやケアホルムの作品の中でも一級品にしか見られないNiger leather(ナイジャーレザー)と呼ばれるアフリカの山羊の革を使用しています
ナイジャーレザー独特の艶や深い光沢は 鮮やかな木質感が特徴のローズウッドとの相性が抜群です
フレームに使用されているブラジリアンローズウッドは 世界的な銘木で希少性が高く 現在ワシントン条約で絶滅危惧種に指定され 木材のみの輸出入が禁止になっています
非常に重硬で粘りがある材であったためP.Jeppesen(ピー・ジャプセン)社のような名の知れている有名な工房でないと加工が難しかった作品ではないかと推測します
【KONDOキュレーターコメント】
オーレ・ヴァンシャーのPJ149 1960年代にブラジリアンローズウッドで製造
このモデルにおける最高レベルの製作品と思われる
現在においては調達することが不可能な素材で構成されている
まさに普遍的価値のある作品
ご購入の際にはオークションでの購入画面とCITES許可証の写しも添付します
※年4回開催されるTraditional auction にて調達した椅子です
※ブラジリアンローズウッド使用の為、ワシントン条約(CITESⅠ)の手続きを経て輸入しました
あたたかく ぬくもりのある姿
ナイジャーレザーの光沢がたまらない
肘掛けの曲線におおらかさと余裕を感じることができる
ブラジリアンローズウッドを自在にあやつり曲線の美しさが極まる
籐で緻密に編まれた座面があたたかい
正体した姿
オーレワンシャー オーレバンシャー オーレヴァンシャー ヴァンシャー オーレ コロニアルチェア アームチェア リビングの椅子