1923-2005コペンハーゲン生まれ。20世紀を代表する家具、そしてジュエリーデザイナーの一人。家具職人として修行をした後、コペンハーゲンのデンマーク美術工芸デザイン学校で家具のデザインを学び、1946年に卒業。夫であるヨルゲン・ディッツェル氏と共に事務所を設立。初期の頃、ディッツェルの革新性は他の家具デザイナーとは一線を画していた。グラスファイバー、網細工、気泡ゴムなど異なる素材を試した彼女は、原則に従うことが不可能であることに気づき、キャビネット製作、ジュエリー、テーブルウエア、応用芸術、テキスタイルなどの多岐に渡る分野に携わるのを好むように。そのデザインには女性的な優しさや、自然の美しさに対する敬意があらわれている。デンマークデザインの黄金期として知られる第二次世界大戦後に、スカンジナビアンデザインの著名人とともに最も多くの作品を残し、アムステルダム、ニューヨーク、ウィーン、ロンドン、ストックホルム、ミラノ、グラスゴー、マンチェスター、レイキャヴィーク、パリ、デンマークなどで何度もその作品を展示し、デンマークそして海外において、数多くの賞を受賞した。