1916-2003Mogens Andersen(モーエンス・アンダーセン)は、1916年にデンマークで生まれの画家です。 コペンハーゲンを拠点に活動し、20世紀デンマーク美術を代表する抽象画家の一人として知られています。 若くして芸術に関心を持ち、デンマーク王立芸術アカデミーで学んだ後、1940年代後半にパリへ渡り、フランスの前衛美術や抽象表現の動向から大きな影響を受けました。彼の作品は、建築的な構成感覚と力強い色面によって特徴づけられています。特に1950年代以降は、水平線や構造的な区分を用いた幾何学的構成と、詩的で精神性の高い空間表現を併せ持つ抽象絵画を展開しました。 音楽やリズムへの関心も深く、画面には即興性と秩序が共存しています。 代表作には、「Komposition(コンポジション/構成)」を主題とした連作があり、線と色面によって静謐で緊張感のある空間を描き出しています。 また、彼は建築空間との関わりを持つ作品も手掛け、教会などの内部装飾や壁画を制作しました。 建築との連動を意識した制作も彼の重要な活動の一つであり、シルケボー近郊のSejs Svejbak教会の装飾では、抽象的な絵画を建築空間に統合し、芸術と建築の調和を実現しています。 Mogens Andersenの作品は、デンマーク国内外の美術館に収蔵されており、北欧抽象美術の発展に大きく寄与した芸術家として高く評価されています。