1914-1977 アルゼンチンで世界第一次大戦開戦の頃に生まれる。ブエノスアイレス大学で建築を学び1939年に卒業。その後パリでシャルル・ル・コルビュジエの下で学び、その経験は永久的に彼の作品に影響を与え続けた。サウスアメリカのデザインの歴史上最も影響力があり、成功したデザイナーの一人。ヨーロッパのクラッシックよりインスピレーションを得、それらを彼独自の“新しい世界”へのスタイルへと蘇えらせた。 1938年アントニオ・ボネットとフアン・クルチャンと共に当時ヨーロッパで人気のあった木製折りたたみイスに触発され、レザー・スリングチェアーをデザイン。そのシンプルなデザインは爆発的な人気と注目を得た。ハンス・ノールは1947年特許申請してそのデザインをノールコレクションに追加したが、特許を保持できずにデザインが市場に流出し、ノールは1950年に製造をやめてしまった。しかし今もなお愛されるそのデザインはハードイに富と名声を与え、彼の代表作として認知されている。1977年に亡くなるまでデザイナー、建築家であり都市プランナーとしても活動的であった。