1891-1979 イタリアの名建築家。デザイナー、エッセイストとして20世紀で最も重要な人物の一人で、「20世紀のレオナルドダヴィンチ」とも言われたほどの人物。1891年、ミラノで父エンリコ・ポンティと母ジヴァンナ・リゴーネの間に生まれる。1921年ミラノ工科大学建築学部を卒業。ミラノで他の建築家と共同で事務所を立ち上げる。1923年から1930年にかけてイタリアの陶磁器メーカー、リチャード・ジノリでアートディレクターを務めた。1928年には雑誌ドムスを創刊。初代編集長を務めた。1963年-61年にミラノ工科大学建築学部教授を務める。 建築家としては13か国で建設し、編集者としては560誌を発行し、各誌で少なくとも一つの記事を書いた。教育者としては24ヶ国で教鞭を取った。またおよそ2,500通もの手紙と2,000通の絵入りの手紙、絵画や詩をも書いた。 ジオ・ポンティはイタリアの工業デザインを振興し、「洗練され」、経済的、「民主的」でモダンな家具のコンセプトを生み出した。Molteni&Cは、これらの個人住宅と限定版としてジオ・ポンティがデザインした家具を復刻再製するプロジェクトを立ち上げた。原型の研究、選択、検討を重ねた後、コレクションはサローネ国際家具見本市2012で展示されている。