1914-1972
デンマークのデザインユニット。王立芸術アカデミーで出会い、その親交を生涯に渡り継続した。1947年、お互いの仕事の間をぬって初めて共同で家具をデザイン。この共同作業は結局、アイナー・ラーセンが他界する1987年まで続いた。二人は共同で300点余りの作品をデザイン。椅子を中心にデザインしたが、トータルでコーディネートできるようリビング、ベッドルーム用の家具もデザインしている。シンプルで飽きの来ないタイムレスなデザインが二人の家具の特徴。代表作は1959年に発表されたメトロポリタンチェア。ミラノのトリエンナーレ、米国のデザイン・イン・スカンジナビア、アート・オブ・デンマークで紹介されたほか、スイス、ベルンの工芸博物館でもデンマーク展の際に紹介されるなど、国内外を問わず世界各地で展示されてきた。また、メトロポリタン美術館をはじめ、ルイジアナ美術館(デンマーク・フメルベック)、ブッシュ・ライシンガー美術館(米国・ボストン)などに所蔵されており、日本においても各地の美術館で所蔵されている。毎年その年の優れたデザインに贈られる家具大賞を1956年と1961年に受賞しているほか、様々なデザインコンペで一位に選ばれている。