1919-1989Arne Hovmand-Olsen(アルネ・ホフマンド・オルセン)は、デンマーク・モダンを代表する家具デザイナーの一人です。デンマークの農家に生まれ、若い頃から造形やデザインに興味を持っていました。1938年、著名な家具メーカーP. Olsen Sibast(シバスト)で家具職人の見習いとして家具職人の見習いとしてキャリアをスタート。 高い技術とクラフトマンシップを学んだ後、1941年にはオーフスの工業学校で家具デザインを本格的に学びました。その後、自身のスタジオを立ち上げ、シンプルで機能的、かつ素材の美しさを引き立てる家具を多数手がけます。特にチークやローズウッドなどの高品質な木材を活かした、細身で軽やかなフォルム、優雅な曲線、そしてテーパードレッグ(先細りの脚)といったディテールが特徴です。 代表作のひとつである Model 171 チェアは、彫刻的なラインと快適な座り心地が魅力のダイニングチェアで、背もたれと後脚の曲線が美しいバランスを バランスを生み出しています。 その他、Model 175 や Model 240 なども高く評価されています。 これらの多くの作品は、デンマークの家具メーカーJutex(ユーテックス)によって製造され、品質の高いクラフトと共に国内外へ広まりました。特にアメリカ市場では人気を博し、スカンジナビアンデザインの国際的な普及に大きく貢献しました。 現在でもオルセンの作品は、北欧ヴィンテージ家具の中でも高く評価され、世界中のインテリア愛好家やコレクターから注目を集め続けています。